"HARDCORE" T-shirt
こんにちは。
スタッフの豊原です。
今回は、2025年春夏コレクションから「"HARDCORE" T-shirt」をご紹介します。
「HARDCORE」という言葉。
ただただ激しそうな言葉、なんなら怖そうな言葉に感じるかもしれませんが、
ヒップホップカルチャーの中ではもう少し深い意味を持っています。
「HARDCORE」とは、厳しい生活環境や生き様であったり、
自分のスキル・スタイルに揺るぎない誇りを持ちセルフボーストする――そんな“本気”の姿勢を表す言葉として使われてきました。
日本語では「ハーコー」なんて少しファニーに言っている方もいます。
特に1990年代初頭(〜1994年くらいまで)のニューヨークや東京では、
「HARDCORE」は“硬派でかっこいい”という価値観がありました。
そんな価値観を体現していた中の一人が、ニューアーク出身のラッパー、Redman(レッドマン)でした。
1990年にヒップホップデュオ”EPMD”の「Hardcore」という楽曲でレコードデビューを飾ったRedmanは、その後もヒップホップシーンに強烈な爪痕を残しました。
中でも1996年の名盤『Muddy Waters』は、今でも語り継がれる伝説的なアルバム。
2024年にはその続編『Muddy Waters Too』もリリースされ、再び注目を集めています。
現在にも繋がる話ですが、ラッパーやダンサーやスケーターたちがタオルを頭の上から被るように乗せていたり、パーカーのフードを深く被ったりしていたのは、まさに当時このあたりから影響を受け真似していたから。
重要な情報源だったミュージックビデオがダビング(コピー)されたビデオテープを売っているお店だったり、輸入物の洋服を売っているお店に行っても、店員さんは目も合わせてくれないし話もしてくれないような時代。
そこへ服装をバッチリキメて入店し、勇気を出して話しかけるような、お買い物するにも軽く命懸けのハードコアな時代。
"HIPHOPはハードコアであるべき"という当時の価値観。
ノスタルジックな気持ちが蘇ります。
↑店長青柳も好きな一曲↑
当時のB boyや“ヘッズ”たちは、彼のスタイルに夢中に。
Wu-Tang ClanのMethod Manとの共演でも知られ、音楽だけでなく映画の世界にも進出。
と、いうわけで、
今回のTシャツでは、そんなRedmanの字体をサンプリングし、左胸にワンポイントで配置。
背中にはあの時代へのリスペクトを込め、“PEACE TO THE HARDCORE”というメッセージをプリントしました。
ボディは、APPLEBUMの12オンス・ウルトラヘビーウェイト生地を使用。
Redmanのラップのようにずっしりとした厚みと存在感。
極厚な生地なのに驚くほどなめらかな触り心地。
身幅・肩幅は広く、着丈は短めにした、オリジナルのシルエット設計。
90年代初頭の空気感、ヒップホップの“本気”と“美学”、そしてストリートへの愛情が詰まったこのTシャツ。
ぜひワードローブに、この一枚を加えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに個人的に好きな曲で「PEACE TO DA HARDCORE」というタイトルの
KGE THE SHADOWMENさんのラップが超かっこいい楽曲がありますので、
そちらも是非聴いてみてください。
"HARDCORE"T-shirt (12oz) / 2511104
¥8,800