VOL.4_”ロワイヤルタイムス”




【スタッフ私物】

Vol.4_”ロワイヤルタイムス”

デザイナー 宮尾

2000年に日比谷野音で開催されたヒップホップイベント”HIPHOP ROYAL 2000”の告知用フリー新聞です。
当時僕は日本のヒップホップのジャケットのデザインやプロモーションビデオ等の制作をしており、このイベントの元となったスペースシャワーTVの番組”HIPHOP ROYAL”のオープニング映像も制作していた関係でこの新聞の制作にも携わらせていただきました。

イベント告知用に作られたフリーの新聞ながら、中身は
・ライムスター宇多丸氏と女子高生&その母による世代間問題討論
・東京ブロンクスによる「グラフィティ多事争論」
・DMC JAPAN代表(当時)尾崎君によるコアファイターズが出場したDMC世界大会レビュー
・B-BOYヨコさんによる「東京ビーボーイニュース」
・ライムスターDJ JINさんによる「D.I.T.O.(ディギン・イン・ザ・お宝」」
・DJ CELORYによるサッカー対戦チーム募集
・ヒップホップ最高会議千葉さんによるヒップホップ看板バータetc
・UJTさん&尿もれ(mocrock)によるマンガ
・延開津広さんによる「ハミ出しメモ」
・Def Jam Japan設立広告
などなどヒップホップ4大要素+αを網羅したかなり濃いものとなっており、
本当よく作ったなと感慨深く読み返しました。

その中でも自分的にとても大きな意味を持つのがいとうせいこうさんによる特別寄稿「ヒップホップに会ったらヒップホップを殺せ」。
禅の教えを引き合いに出しながら、殺す勢いで乗り越えろ、こだわらず超越しろという内容の文章なのですが、その冒頭に来るのがいとうせいこうさんが思うヒップホップの3大精神「反骨と発明とユーモア」。
この投稿をご覧になっている、APPLEBUMをご存知の方なら気付いて頂けるかもしれませんがタグやデザインに入れているブランドのポリシーを表した「REBELLIOUS, INVENTIVE AND HUMOROUS」はここから来ています。
APPLEBUMを立ち上げて数年経ったある時片付けをしていてふと見つけたこの新聞を読み返し、この文章を見つけ、ここまで簡潔にヒップホップの本質を言い表した言葉にあらためてビビっときたし、APPLEBUMで大切にしてきたもの/していきたいものはまさにコレだと再認識することが出来ました。

いとうせいこうさんはさらにこの「反骨と発明とユーモア」は「社会意識」、「自由」、「都会的意識」の上に成り立っていると続けています。
ここにも僕はとても共感することができるしAPPLEBUMが洋服を作る上での大切な指針としていきたいと思っています。


















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